手に取ったマンガ本から一万円札を発見したのび太は、大よろこび! おじさんからもらったお年玉をはさんだままわすれていたのだ。思わず、ドラえもんに『夢たしかめ機』を出してもらい、夢かどうかを確認してしまうのび太。 「これで何を買おうかな」とはしゃいでいると、パパとママが、物の値段が安かった時代について話しているのが聞こえてくる。昔は一円の百分の一の一銭でも物が買えたことを知ったのび太は、『もしもボックス』を使い、自分の持っている一万円はそのままで、物価の安い世界に変えることを思いつく。 『もしもボックス』のおかげで大金持ちになったのび太は、さっそく本屋へ。マンガ10さつを買っても、49円の千分の一の「4銭9厘」と言われ、大こうふんで一万円札を出すが、そんな大きなお金のおつりはないとことわられてしまう。 その後も一万円が使えず、こまったのび太は一万円を銀行にあずけることに。そして、10円だけおろすと、好きなだけ買い物を楽しむが…!?