ごく普通の専業主婦・矢名みどり(斉藤由貴)は、学生時代から付き合っていた矢名たかし(及川光博)と結婚。娘・まゆみ(東亜優)と息子・じゅん(荒井健太郎)が生まれ、幸せに暮らしていた。レコード会社に勤務するたかしは、CDが売れないため音楽ディレクターなのにCDショップの店頭で販売促進までやらされる始末。そんな現実に、たかしは嫌気が差していた。ある日、大学時代のミュージカル研究会のOB・ゆきお(川平慈英)が経営する純喫茶「ジャンバルジャン」で、ミュー研時代に書き下ろしたオリジナルのミュージカルソングを、みどりとデュエット。「私たちは若い。だからやり直せるの」…自分が書いたその歌詞に感化されたたかしは、いつかミュージカルの劇伴を作りたいという自分の夢を追うため…。