地区展に出品する木彫りの精霊像を作り終えた美術部員の御厨仁。すると、その精霊像が割れ、中から女の子が現れた! 彼女は、仁が彫った精霊像を依代として顕現した、産土神だと言う。仁が彼女に依代となったご神木の事情を説明していると、彼女はケガレと呼ばれるその土地の不浄物に襲われてしまう。人には触れられぬケガレに成す術のない神様。だが、仁はそのケガレをたやすく払いのけてしまう。そのことに落ち込む神様だったが、ふとしたことをきっかけにその解決策を見出す。そして、なんとかケガレにリベンジを果たした彼女は、仁に向かってこう告げる。「わらわはナギ、この神樹と同じ名じゃ」と。